野鳥と文学: 日・英・米の文学にあらわれる鳥大修館書店, 1982 - 304 pàgines |
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... 万葉集』巻十三の長歌は,斑鳩と比米(シメ)をおとりにして,鳥もちで捕るさまを詠んでいるが、もしこの場合,斑鳩はキジバトであるとする説に従ったら,変なものになる。歌の感じからすると、愛玩用の小鳥取りらしいから,キジバトのような大きな鳥をおとり ...
... 万葉集』巻十三の長歌は,斑鳩と比米(シメ)をおとりにして,鳥もちで捕るさまを詠んでいるが、もしこの場合,斑鳩はキジバトであるとする説に従ったら,変なものになる。歌の感じからすると、愛玩用の小鳥取りらしいから,キジバトのような大きな鳥をおとり ...
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... 万葉集』巻十九の大伴家持の作は,雲雀に対する日本的美意識が遺憾なく現れていて,さすがである。また飯尾彦六左衛門尉の作は,応仁の乱の後,焼野原と変わった京の都に佇んで詠んだ感慨の歌という。私の好きな歌である。古事記下巻あめかけ雲雀ははやぶさ ...
... 万葉集』巻十九の大伴家持の作は,雲雀に対する日本的美意識が遺憾なく現れていて,さすがである。また飯尾彦六左衛門尉の作は,応仁の乱の後,焼野原と変わった京の都に佇んで詠んだ感慨の歌という。私の好きな歌である。古事記下巻あめかけ雲雀ははやぶさ ...
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... 万葉集』に散見する鳥の名で,何となく気になり,無視できないのが貌鳥である。「かほどり」とは,現在いる鳥のうち,何鳥を指すのであろうか。『万葉集』をはじめ,それ以外の用例を含めて,容鳥,貌好鳥は,棲息場所,生態などがまちまちで,ある種の鳥に当てはめ ...
... 万葉集』に散見する鳥の名で,何となく気になり,無視できないのが貌鳥である。「かほどり」とは,現在いる鳥のうち,何鳥を指すのであろうか。『万葉集』をはじめ,それ以外の用例を含めて,容鳥,貌好鳥は,棲息場所,生態などがまちまちで,ある種の鳥に当てはめ ...